二年

東日本大震災から二年が経ったけれど
この二年の間に、定期的に募金をしたり
ボランティアをしたり
二年前の震災直後にしていた行動を
今でもずっとしている人ってどれほどいるんだろう。

二年前の私は
ガラスがちらばって足の踏み場がなくても
はじっこに寄せれば大丈夫!と逞しく生活したり
とにかくよく揺れるから
いつでも外に出られるような格好で寝たり
今揺れたらどうしよう!?と思いながらダッシュでお風呂に入ったり
布団で寝ることが怖くてソファーで一日を過ごしたり
歩いて、給水所を探してお水を貰いに行ったり
カップラーメンを手に入れるために
外出を控えて下さいというアナウンスがあっても
マスクをして、肌の露出をおさえて三時間以上外で並んで購入したり…
とにかく、そんな風にたった一人で揺れと不安と闘ってた。

それでも
どんな出来事も風化する。

「息の長い支援」っていうのが、きっと一番難しい。
それに、
何かしたいのに、何をすればいいのか分からない。
どう行動すればいいのか、分からない。
そういう人、きっとたくさんいると思う。
気にかけていないわけじゃないんだよね。
でも、どうすればいいのか分からなくて動けない。

だけど…
「自分に出来ることをやる」ことが大切なんだと思う。

必ず、募金をしろとかボランティアに行けとか
そういうことではなくて
まずは、この当たり前に過ごせる日々を大切に生きていく。
そうやって普通に生活が出来ることって幸せなことだと思うから。

被災してから、
今まで以上にいつでも感謝の気持ちを忘れなくなった。
「当たり前」に過ごせる日々を、毎日のように感謝してる。
泣きたくなるぐらい、有り難いものなんだって感じてる。
大切にしたい人や大切にしたいモノを
後回しにせずに大切に出来るようになった。
それは私にとって大きな変化だと思う。

みんなは「今」を大切にしてる?
好きな人に好きって言ってる?
会いたい人に会ってる?
「帰りたい場所」があることの尊さを感じてる?

「当たり前」の幸せを噛みしめて、感謝してる?

受け売りですが
「収入の一割を人のために使うと幸せになる」そうです。
私は今後も雀の涙程度ですが、支援団体に寄付して行く予定。

今、自分に出来ることを少しずつ。

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