美しく繊細かつ情熱的なショパン

最近、芸術鑑賞が趣味になりつつあるワタクシ。
一月末にショパンを聴いてきました。
クラシックのコンサートは敷居が高そうなイメージで
行ったことがなかったのだけれど。

年末ぐらいだったかな?
友達に会った時にBLUE NOTEに行った時の話をしていて。
今度はクラシックを聴きに行きたいんだよねと言ったら
思いの外、友達が食いついてきて(笑)
子どもの頃からずっとピアノを習っていた子だから
興味があったみたい。

カウンター席に座って
ビールを片手に焼き鳥を食べながら
(完全におっさんだけど、焼き鳥が美味しいお店なの!)
ショパンが一番好きだとか
モーツァルトもいいよねとか
シューベルトは暗いイメージとか
そんな話で盛り上がるアラサー二人。
場所と飲みものと話の内容がミスマッチ過ぎる(笑)

そんな理由でクラシックを聴きに行くことになったので
お気に入りのピアニストがいるとか
あの人の音楽が聴きたいとかではなくて。
ショパンをメインに弾いてくれて
お互いの予定が合う日にやっているコンサートに行くっていう
なんとも曖昧かつ、てきとーなプラン(笑)

一緒に行こうと言ったものの
土日休みの私と平日休みの彼女。
コンサートは土日が多いし
だいたいショパンメインってどうやって探すの?と
最初から戸惑いばかりでしたが。
いくつかヒットしたコンサートをピックアップして
彼女と私の予定を合わせて行ってきました。

行ってきたコンサートは
カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」で行われた
日本ショパン協会が主催の
「金子淳 ピアノ・リサイタル」です。

大変申し訳ないのだけれど
この金子さんというお方を、私は存じ上げなくて。
というよりも
私はピアノも習ったことがないから音楽ってよく分からない。
楽譜だってほとんどよめないし
長調とか短調って何?って感じだし
曲名だけを聞いてもよく分からない。
曲を実際に聴いてみて、有名だったら知ってるかも?ってぐらい。

でも。
年末にはベートーベンの第九を聴いてしまうし
テレビ嫌いな父の趣味で
子どもの頃、朝食の時には
ヴィヴァルディの「四季」がかかってた。
(食事時のみなので、いつも「秋」まで辿り着かない 笑)
一人暮らしの今でも
リラックスしたい時
穏やかに仕事をしたい時
何もしないでのんびりしたい時
そんな時、クラシックをかける。
だから、聴くのは好き。

で、聴いてきた金子さんのピアノ。
技術的なこととかは全く分からないので
私が感じたことだけをちょこっと書きます。

ショパンを三曲弾いたのだけれど
知っている部分もあれば知らない部分もあって。
私のイメージでは、ショパンってね
洗練されていて、繊細で、優美で
美しい音ってイメージだったの。

彼のショパンも美しくて繊細で、丁寧で…
とっても綺麗だったのだけれど
その中に「熱さ」もあって。
あぁそうか、これが「情熱」なのかもって漠然と感じた。
ショパンって綺麗なだけじゃないんだって。
そしてなぜだか分からないけれど
「若い」とも感じた。
どこでそう感じたのかは説明出来ません(笑)

金子さんのことは全く知らないけれど
きっと穏やかで優しくて
でも一本芯が通って「熱」のある人なんだろうなぁって
勝手に想像しちゃった(笑)

初めてのクラシック鑑賞だったけれど
とっても美しい音で楽しかったです。
また聴きたいな。

by Elly

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