テスト前に掃除がしたくなる理由

テスト前になると、なぜか
掃除がしたくなったり
片付けがしたくなったり
友達と遅くまで遊んでしまったり…
そんな経験ってない?

または、
テスト終了直後やテスト返却の時に
「全然勉強してないんだよねー」とか
「テスト前に○○しなくちゃいけなかったから、勉強する時間がなかったー」
なんて言ったこと、ない?

これって実は、心理学的には
「セルフ・ハンディ・キャッピング」っていうんだって。
先日、通信の勉強をしていて学んだことなんだけれど
日常的に、よく見たり聞いたりすることだったので
つい誰かに言いたくなっちゃったw

セルフ・ハンディ・キャッピングとは
簡単に言うと…自己防衛、ですかね。
別にテストじゃなくてもいいのよ?
自分にとって何か大事な出来事があって
それがうまくいくかどうか心配で、
もしかしたら自分のイメージとか印象が悪くなるかも…っていう時に
自分にとって有利になるように
あらかじめハンディキャップ(不利な条件)を自分にかけたり
ハンディキャップがあることを主張したりすること、かな。

人間って傷つきたくないから予防線を張って自分を守るのよね。
それが、これ。

テストに関していえば
勉強しなかった→だからテストが出来なくても仕方がない
という法則が成り立つので
例えば、「本を読む」という行為をあらかじめしておいて
さらに周りに「本を読んでいて○○出来なかった」という理由を言うことで
自分に対しては、
「本を読んでいて勉強していないから、出来なくても仕方がない」となるし、
周りの人は、
「勉強すれば出来ただろうけれど、
勉強する時間がなかったんだから出来なくても当然だ」
という認識をするの。


予想外にうまくいったとしたら
「こんなにやっていなかったのに」これだけ出来た、という結果になるので
周りの人から「すごいね」と言われるし
自分も「意外と自分って出来るんじゃん」と満足できる、というわけです。

人間は無意識に、自分を守ってるんだね。
テストだけじゃなくて、日常で思い返してみると意外とコレやってるよ。
仕事とかだけじゃなくて、恋愛でも友達関係でも。
そうやって100%自分が悪いっていう状況から
なんとなく他の理由があるから
「仕方なかった」っていう状況に持ち込めるように、
自分で予防線を張ったりしてると思う。


なぜこんな話をしたのかというと
今週の金曜日がレポートの締切なんだけどね、
ついついこんなものを作ってしまったのだよ。

バナナがもうダメそうだったから作らないと。
捨てたらもったいないから。←言い訳w

これで金曜日にレポート提出できなくても
「○○さんにあげるバナナケーキを焼かないといけなかったから」
提出できなくても仕方ないよね。←自分への慰めw
という理由が出来るわけです(笑)

でもこうやってお茶しちゃったら
もう完全にアウトだけど(笑)

ちっともレポートが進まなくて、
アウトラインも組み立てては壊しての繰り返しでうまくいかなくても
バナナケーキを焼くことはないよね。

それと同じで
自分を守りたいからっていう理由で
言い訳を、作ったり考えたりすることって
絶対ダメってわけではないけれど
どんな状況でもそれをやっていたら
現状の問題と向き合わなくなるからあまりよくない、と思う。
どこかで言い訳を考えていたら
いつもそればっかりで
じゃあどうするの?ってところを変えようとしなくなっちゃうから。

たまーにならいいけど、いつもはダメ。
と、私は思います。

というわけで
そろそろ、レポート作成に戻ります(笑)

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